
1月ほど前の話になりますが、国税庁より欠損法人の割合が過去最高(72.8%)となったと公表されました。
21年度分のデータで、100万社もの会社が対象となっています。
70%以上の会社が赤字?、まあおおむねそういうことですが、赤字会社と欠損法人の意味合いは少し異なります。
欠損法人とは、例えば21年度が黒字でも20年度以前の繰越の赤字(税法上7年間繰り越し、黒字と相殺できます。)があって、それが消えていない場合には欠損法人となります。
つまりリーマンショックなどで20年度に1億円の赤字を出して、21年度には6000万円の黒字を出すことができました。でも繰越の欠損が4000万円残っています。このような会社は欠損法人としてカウントされます。
そう考えると、赤字法人は72.8%よりだいぶ少ないのかなと思うのですが、中には建設業などのように無理やり黒字にしているところもあるでしょうから、差し引きゼロ位でしょうか??
Hajime Iizuka
飯塚 肇
事前にご連絡いただきますと、土日祝日の対応が可能です
Copyright © 飯塚肇税理士事務所 All rights reserved.