
FXをされている方はご存知かと思いますが、「くりっく365」などの取引所での取引の利益は、現在株式などと同じ申告分離方式で課税されていますが、ほとんどの方が利用されている店頭取引(相対取引)の利益は雑所得として総合課税されていました。
たくさん利益が出たときは、給料などにFXの所得が加算され、累進税率により高い税率の所得税や住民税がとられ、損失が出たときは給与等と損益の通算ができず、又その損失を翌年以降に繰り越すことができない。今までの税制の理不尽さを感じられた方も多いと思います。FXの利益について申告しなかった納税者の気持ちが分からないわけでもありません(笑)。
それが平成24年1月より店頭取引のFXについても一律20%(所得税15%、住民税5%)の申告分離課税となります。また株式などと同じようにその年に損失が生じた場合には申告を要件に3年間の繰り越しが可能となったり、金などの先物取引の損益との通算が可能となります。
レバッレジの最大が8月1日より50倍から25倍に引き下げられたFX業界ですが、この税制改正により息を吹き返すのでしょうか?
(外為どっとコム) http://www.gaitame.com/info/law/tax.html
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