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マンション管理組合の収益事業

[2013.08.19]

最近私の住んでいるマンションに限らず、太陽光発電のパネルを取り付けたり、携帯電話の基地局(アンテナ)を設置したりするマンションが増えています。

どうせ屋上なんてロクに使わないのだから、太陽光のパネルをつけちゃえなんて話になります。業者は10年ちょっとで元が取れますよ!と必ず言います。そりゃいいじゃんとマンション管理組合の(臨時)総会を開いて設置を可決し、毎月売電収入が入ってくるようになりました。

そこで予想外のコストが!売電収入は法人税法上の収益事業に該当(多分、物品販売業)し、アンテナ設置も収益事業(多分、不動産貸付業)に該当します。

マンション管理組合は「人格のない社団等」に該当するため、法人とみなされ、法人税の申告と地方税の申告をしなければならなくなります。つまり収益事業が赤字でも地方税の均等割(松本市の場合5万円、長野県の場合2.1万円)を毎年納めなくてはならなくなります。

都会の大規模なマンションならいざ知らず、松本市のような地方都市のマンションの屋上に太陽光パネルを設置しても、税コストを考えると元を取るのはなかなか難しいのではないかと思います。

なお収益事業を行う場合には、他の会計と区分して処理することが求めらます。

マンション管理会計については下記のホームページが参考になるのではないでしょうか。

http://www.mankan.or.jp/09_research/pdf/zaimukaikei.pdf#search=’%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E7%AE%A1%E7%90%86%E4%BC%9A%E8%A8%88′

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