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火災保険の保険金額

[2011.06.17]

皆さんは万が一火災の被害を受けた場合、保険金がいくら受け取れるかご存知ですか?

証券を見て「契約金額5,000万円」と書いてある場合、全損の被害を受けた時の保険

金額はいくらになるでしょうか?

 

火災保険の場合「時価額」が基本になります。時価額とは、「同じものを新たに購入するの

に必要な金額から、使用による消耗分を引いた金額」の事です。つまり、建物が古くなれ

ば、それだけ使用による消耗が大きくなるため、時価は下がることになります。

従って、いくら5,000万円の保険を掛けていても、必ずその金額が補償されるわけで

はないのです。

 

それでは、時価額2,000万円の建物に対し、A,B2社の保険会社に対し、それぞれ

2,000万円ずつ、計4,000万円の保険に加入している場合はどうでしょうか?

 

この場合、時価と契約金額が同額であるため、A,B各社から2,000万円ずつ保険金

が受取れそうですが、火災保険の場合、支払われる保険金の総額が時価額までとなるため、

保険金額はA,B各社から1,000万円ずつ、合計2,000万円の支払となります。

 

つまり、時価を超える部分については補償されませんので、時価評価額以上の保険に加入

している場合、無駄な保険料を払っていることになります。

保険に加入してから契約金額の見直しをしていないという場合、時価額を超過した契約額

になっている可能性があります。契約更新の際は、建物の時価額がいくらなのか確認し、

現状に合った内容で更新するようにしましょう。

 

また、限度額いっぱいで契約していても、実際に被害を受けた場合、保険金だけでは同等

の建物を立て直すことはできません。時価は時の経過とともに減少しているためです。

そのため、新たに立て直す価格(再調達価格)を保険金額として契約することも可能です。

その場合、「価格協定保険特約」を付帯します。なお、築年数や保険期間によっては特約を

付加できない場合もあり、また保険料も割増しになりますので、特約付加を検討する場合

は保険会社にご確認ください。

 

生命保険と違い、損害保険の場合「契約額=受取保険金」とはならない場合があります。

損害保険では、あくまで時価が受取保険金の基準になるためです。

無駄な保険料を払ったり、万一の際に保険金額が不足することの無いよう、もう一度保険

契約を見直してみてはいかがでしょう。

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